【芝居】「ブラウニング・バージョン」自転車キンクリートSTORE
2005.10.22 14:00
鈴木裕美が惚れ込んだ、テレンズラディガンの翻訳劇を連続上演する「社運を賭けた」(当日パンフによれば)シリーズの第二弾。複雑で細かな感情が描かれた抜群に面白い一本になっています。e+の得チケもでています。30日まで俳優座劇場。
パブリックスクールの教職員宿舎、心臓病で学校を去ることになっている老教師。妻とも生徒たちともうまくいってはいない彼が学校を去る前日、生徒の一人を呼び出して補習するという。
笑いは多いとは言えません。全体に静かな会話で進む舞台は華やかさには欠けています。が、そんなことはどうでもいいと感じるぐらい、目が離せないのは、幾重にも重ねられた複雑な人間の感情が、圧倒的な力で見せられるからだと思うのです。
教師と生徒の心が交叉しあう瞬間のシーンがあります。アタシの泣き所でもあるのだけど、そのイイ話では終わらないのが戯曲の厚み。これが2時間弱だってんだから密度が凄い。
老教師を演じた浅野和之、同僚を演じた今井朋彦がしっかりと枠組みを支えます。妻を演じた内田春菊は決して巧い役者ではありませんが、役の年齢なりの色んな意味の嫌らしさをこんなにも包み隠さず舞台に載せるのは、かえって女優という人々には難しい役を効果的に演じています。
自転車キンクリートSTORE テレンス・ラディガン3作連続公演2「ブラウニング・バージョン」
2005.10.20 - 10.30 俳優座劇場
作 テレンス・ラディガン 訳・演出 鈴木裕美
出演 浅野和之 内田春菊 今井朋彦(文学座) 岡田正 池上リョヲマ(グワィニャオン) 一戸奈美 佐藤祐基
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» ブラウニング・バージョン [ようこそ劇場へ!]
自転車キンクリートSTOREによるテレンス・ラティガン3作連続公演の第2弾である。
第1弾『ウィンズロウ・ボーイ』(演出=坂手洋二)がとても面白かったので、迷わず観るつもりだったラティガン作品。
今回の第2弾『ブラウニング・バージョン』(訳・演出=鈴木裕美)も、期待に違わぬ面白さで大満足。
英国のパブリックスクールにある教職員住宅のリビングルーム兼書斎(美術=横田あつみ)で展開される1幕劇(1時間50分)である。
心臓病のために明日の終業式で退職するこ... [続きを読む]
受信: 2005.10.26 18:04


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