【パフォーマンス】「笑わないで欲しい」ポタライブ・谷中編
2005.9.23 15:00
町なかを散歩するように移動しながらのパフォーマンスシリーズ。あたしは初見。あとは25日、西日暮里→日暮里駅。
出演者、作家によって随分やることは異なるのだと思います。案内の女性が土地のさまざまを語り、ギターで歌う女性が行く先々、観客の少し先を先導するかのような男性。
ギター演奏者と男性の間、言葉はないものの追いかけ、そこかしこで出会うような「空気」がありますが、今作に関していえばとりたてて強い物語やある種の街頭劇のような過激さはありません。むしろ街を借景しながら、パフォーマンスを優しく載せていく、という印象。
借景した街はわりと日常ではありますから、そこから何を抜き出して楽しむかは、かなりの部分を観客に委ねており、観客は積極的に散歩を楽しむことを求められるのです。たとえば、トリのマークでならもっと物語性を持たせていると思いますが、今作では、作られたものだけを観ているよりは、町に出会う、ということに主眼がある気がします。
谷中あたりの空気に触れる散歩ってのは、のんびりして気持のいいものです。ガイドツアー的な楽しさも。
終幕のシーンは明らかに異なります。静かに流れる時間が続いていくのか続かないかを表明しないオリジナルに比べると、行く人と残る人を明白に分けているのです。わかりやすくはなっていますが、これが成功しているのかどうかは、難しい気もするのです。
ポタライブ 谷中編「笑わないでほしい」
2005.9.23, 9.25 JR西日暮里駅出発
作・演出・案内 田口アヤコ(劇作家女優:COLLOL)
出演 木室陽一さん(ダンス:ポタライブ主宰) 笹木桃江さん(歌&ギター)
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