【芝居】「屋根裏の都よ」メトロポリスプロジェクト16
2005.9.24 18:00
二人芝居300本を通して、街を浮かび上がらせようという企画。4年目で100話目に。あくまでも先に進む通過点だと、淡々と走り続けているのです。25日まで、江古田ストアハウス。
とはいえ、いままで舞台となっていたひとつの「街」を飛び出し、海外のあちらこちらを舞台にした初めての試み。街があるなら、街を出たらいいんじゃないか、という説明も尤もだし、外から見て初めて浮かび上がる姿というのもあるとは思うのだけど、どこか違和感は拭えません。
空港のトランジットを待つ小学生と女、女はいままでわからなかった外国に居る妹のところへ、彼女はどんなだろう、夢想する「こんにちは」。小学生が行った先は3年前に海外に転校していった友人のところ、小学校を見せてくれると行ったのだけど、校門で厳しい抵抗に出会う「ダーダミージョ」。リゾートホテルのプールサイド、日本ではなかなか見えない星のことなんか考えてしまう、男ふたりの「南十字星はいずこ」。待ち合わせる男二人、一夜だけ共にした女の行方を探してほしいという依頼を受け、どうやら探しだせたらしいのだけど「No Rain, No Rainbow」。カジノですっからかんになり、叫びながら友人に金の工面を頼む男、日本ではそんなキャラじゃなかったのに「カンちゃん、カジノへ行く」。小学校の中、現地の先生と話す小学生、でも呼んでくれた親友の姿はなくて「ダイアナ先生」。
圧倒的な笑いというのは少ない気がします。どこかおとなしいというか静かというか。「No Rain〜」はどこか大人のというかオトコの夢物語感満載。いったい二人に何がおこったのだろう、という感じ。「ダイアナ先生」の話の中からすけてくるのは、実は小学生にとってもっとも恐れる事態が解決できない、日本の姿なのだと思います。「カジノ」のシンプルさ、賭けを想いに転化させるのが巧いなぁと思うのです。「ダーダミージョ」で語られる外国の言葉はまったくの空想、一見でたらめなのに、すべて台詞として書かれている、なんて話題が、終演後のサロン、という企画。
メトロポリスプロジェクトvol. 16「屋根裏の都よ」
2005.9.22 - 9.25 ストアハウス
作・演出 じんのひろあき 出演 坪井一広 塚本拓弥 岡本広毅 藤平涼二 野中希 川島早貴 山中久代(ヘロヘロQカムパニー)
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