【芝居】「南国プールの熱い砂」KAKUTA
2005.5.13 19:30
若手の劇団のなかでも安定した公演を続けるKAKUTAの新作。15日まで青山円形劇場。
寂れ気味のリゾートホテル、かつて移動学級で訪れたここに集まる人々。それぞれには、あの夜の散歩の想いを胸に。
記憶のズレ、思い入れ度合いの差、匂わせながら物語を運びます。笑わせ、泣かせ、物語の解釈のブレを許さない強固な芝居。裏を返せば、わかりやすく、芝居慣れしていなくても、すっと観られて帰り道で友人と語れるような芝居だということでもあります。基本的にA-Cブロックを表とするような演出が基本になっている気はしますが、裏にあたるブロック(あたしの居たFブロック)でも、ラスト近く、カメラで泣きそうになる顔の表情見え隠れとか、手紙を読む学級委員を見つめる目など、表からは観られない表情があれこれあるのも一興。
半面、今作においては、若いのにはっちゃけた感じがなくむしろ過去を懐かしむような安定。(や、青山円形でやること自体がすでに冒険というのはありますが) ある隔たりをもった過去の思い出を物語にできるようになったのは、作家と役者の年齢が進んだ故かとも思うのです。
全員にとってではありませんが、青山円形は彼らにとって大切な場所。桑原、田村、11年前の初舞台(?)の円形(第8回青山演劇フェスティバル、転校生(1994.11 平田オリザ 作・演出))へ自力でたどりついたと想うウラヨミも楽しく。師への手紙、敬いながら、ある意味決別、立場をしっかりと踏まえて、そして先に進むという宣言なのだと誤読を楽しむあたしなのです。
アンケートは、ぜひとも提出を。
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KAKUTA第15回公演「南国プールの熱い砂」(Aoyama First Act #5)
2005.5.11 - 5.15 青山円形劇場
作・演出 桑原裕子
出演 田村友佳 桑原裕子 成清正紀 野澤爽子 若狭勝也 佐藤滋 大枝佳織 松田昌樹 川本裕之 原扶貴子 横山真二 高山奈央子 馬場恒行
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コメント
TBありがとうございます。
いやー。面白かったわー。かなり泣きました。
投稿 しのぶ | 2005.05.15 10:15