【芝居】「狐の牡丹」東京タンバリン
2005.1.16 14:00
東京タンバリンの二本立て公演。引きこもりの兄の居る家、短期に同居する弟の許嫁と家族たちや周りの人々、静かな崩壊とソコに至る過程が微妙な気持ち悪さが秀逸な一本。24日まで駅前劇場。
同居も嫁に行ったこともない(当たり前)あたしですが、微妙なバランスを何とか保っているところに偶然入った他者。姑小姑ががさつでかなり配慮に欠けるバイアスがかかってるとはいえ、両者とも無自覚で悪意なんかないのです。ても、何故かどんどん深まる溝。短い時間であっさりそのすれ違いを提示するのは作家の観察と再構成の力なのです。
終盤はありがちといえばそうなのだけど、前半の基礎がしっかりしてるので安心して物語に入り込めます。 他人の家ではごく普通の習慣が微妙な気持ち悪さと違和感を感じるくだり、何か人の出入りが多くて落ち着かなかったり、不満を正しく捉えてもらえなかったり、自分が悪いことしてないのを認めてもらえなかったり。作家の観察眼が炸裂、少し気持ち悪くて、悲しい。
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