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2004.11.01

【芝居】「VR」シベリア少女鉄道

2004.10.31 19:30

二重構造を身上とするシベ少の新作。構造薄めだが完成度高い気が。10日まで駅前劇場。

前売りセールスは好調で、売り切れの回も多い週末。それでもちらほら空席なので、当日券でもきっとだいじょうぶ。ほんとに緻密に作られたここ数本にくらべると、構造という点では薄いという指摘も嘘ではないでしょう。でも、実は前半も含めて、結構飽きずに見られたのです。翻訳ドラマっぽい音を聞いている心地よさが、あたしに合ってるのかなぁとも思います。

以下ねたばれ....ほんとにねたばれ、この芝居を見る気ならば、読まないこと推奨。

"VR"から、ドラマ"ER"を持ってきて、それをフォーマットのベースに。しゃべり方などでほんとにがんばってて、よくできてます。後半、出産のシーンからあと、舞台脇のモニターにプレイヤーが現れ、舞台上がゲームの一画面だということが示されます。プレイヤーはレンタルビデオ借りに行ったり、コンビニ行ったり、受験勉強したり、さまざまな日常、舞台上では緊迫するERのままで、声だけが日常の間抜けな独り言というおもしろさなのです。が、よく考えると 町中のそこら中にカメラがある世界。マイクを付けたままで。と思うと少し怖い。もっとも、芝居の主題でもなんでもありませんが。

後半は、画面見てても、それは実に当たり前なわけで、聞こえないERは何をやっているんだという想像の方が楽しい。終盤、画面が消えてもしばらくは間抜けなままの会話。でも、あれ、ちょっとERに合ってる。あれ、いつ席に戻ってきたの?

シベリア少女鉄道「VR」
2004.10.29 - 11.10 下北沢 駅前劇場
作・演出 土屋亮一
出演 藤原幹雄 横溝茂雄 前畑陽平 秋澤弥里 水澤瑞恵 篠塚茜 佐々木幸子 白井暁子 出来恵美

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コメント

元ネタのドラマを知らなかったのです。
幕が開いて(比喩じゃない(笑))しばらくは、舞台上の
海外ドラマを模した雰囲気を楽しみました。

そんな冒頭だったので、前半も後半もどちらがリアルという
よりは、全体を通して、ゲームもしくはお約束というルール
の中で楽しませてくれる...そんな趣向だと受け取りました。

後半、視点が変わって舞台上で掛け合い合戦が始まる辺りは
きちんと見せる形になっていて見事。

ところで吹き替え映像を見ていた場合、実際の俳優の言葉が
全く違う内容であっても、ワタシは全く気がつかないでしょう
から、それを思うと上記の掛け合い合戦を笑うに笑えない...
のであります。残念ながらそんな苦虫なワタシはリアル。

投稿: kimura | 2004.11.08 00:36

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