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1998.01.17

【芝居】「ゴメンバー」TEAM発砲・B・ZIN

1998.1.17 19:10

【みたままおもったまま】!!!ねたばれあり!!!
ある種、チープさがウリだったりしたのだと思うのです。が、本多劇場という 大きな舞台に対して彼らがとったのは、正攻法で大幅にグレードアップすると いう方法でした。スーツアクションのスタッフを加え、グレードの高い アクションであったり、センスが良くてチープさのかけらもない舞台だったり。 あるいはオープニングの奇麗なまとめ方だったり。

大笑いしましたし、正直見られてうれしいと思うのです。が、後戻りできない 袋小路だったりしないか、と思ったりもするのです。前のチープさも好き なのだけど。でもこのクオリティの高さも捨て難い。

前半部分突っ走り方はほんとうに見事です。いわゆる戦隊モノのツボをしっかりと 捉えた構成にあっという間に取り込まれてしまうのです。斜に構えた青だったり、 可愛らしさの桃だったり、まっすぐな緑だったり。が、単なるノスタルジーに しないで、たとえば黄をまったく違う性格づけにしているところも、かわひらは 評価します。人物それぞれに、(子供向けの番組には必ずある)明確な性格づけが なされていて、安定感があります。きだつよし以外の誰にもこれは作り出せない と思います。

中盤から後半にかけての物語は、いわゆる「戦闘」ではなくて、それぞれの内面に 向かいます。リーダに対する想いだったり、自分の子供時代のトラウマだったり、 仮面なしでの自分は一体何なんだという気持ちであったり。 全てが内面で解決してしまう話しであり、「敵とのカッコイイ戦闘シーン」で まとめられると思っていると、肩透かしをくらいます。

あっけない、という感じがしてしまったのです。それはもちろん、勝手に期待してた ラストとは違ってた、というワガママなことなんですが。

子供の頃に見てた(ヤマト以前の明確に子供向けだった)特撮やアニメでも、回に よってはオヤクソクの戦闘がなくて、内輪もめの話しだったり、何事もない一日の だったりというのがごくたまにあったように思います。子供心にもカタルシスが 選られずにモヤモヤしてたような、そんな危うさが、今作にはあります。

小林愛さんの役の前向きな感じが素敵。敵の女司令官を演じた薄井美礼さんの オーバーアクションが楽しい。カメだったりする武藤陶子さんは確かにいい役 なんだけど、どっか使い方に不満が残ったり(←個人的趣味ともいう) 工藤順矢さんのナサケナサがいい感じ、とんがってる澤田太歩さんも魅力。

イロイロ言いながらも、あの広さの舞台を縦横に使いこなしたこの芝居、 オススメなのです。今30代に足をつっこんだあたりの世代なら、間違いなく。 CDもなんかうれしいし。←買ったらしい(今2周目)

【ものがたり】
子供の頃、正義の味方に真剣にあこがれていた茶沢(工藤)がインターネットで 見つけた秘密の文章。何かピンと来た茶沢がそこに行って見ると、まさに正義の 味方、5人の戦士が戦闘中だった。赤・青・黄・桃・緑の5色が与えられた戦士達。 変身しようとしたが...赤木(きだつよし)が変身できない。 そこに迫る新たな敵、銀色パワードスーツに身を包んだ男、ギン(平野くんじ)。 危うし、ゴメンバー。

【観劇データ】
1998.1.17 19:10 - 21:05 補助8番(下手通路前5列=ネビュラ前日予約03-5386-1800)

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