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1997.11.15

【マルチチョコ】つめきり

97年@nifty FSTAGEに書いたレポートの再録です。

東演パラータって、名前は良く聞くのだけれど、行ったことない劇場なのでした。シアターガイドでみつけた芝居。なんせ売り文句が、「お嬢様芸としての演劇」....なんとなく良さそうな予感。

どことなく可笑しい、でも実にスタイリッシュな感じの短い芝居を重ねていくというスタイル。何て言えばいいのでしょうか。どことなく「iOJO!」に似ているといえば似ています。どことなく醒めたような、 つきはなしたような。

ギャグそのものが強烈に面白いわけではないのです。なぜかダンスが挟まったり(それも実によく身体が動く。この手の劇団としては珍しいぐらいに)していろんな面があるようにも思います。 ナンセンス系なのは間違いないのですが、おしまいまで芝居を見てみると、 実にファンタジーな物語(下記(1)がそれなのですが)だったりします。 彼女たちの言う「girlyな」というのはこういうことなのかしら。

「演劇部」と「劇団部」というネタが結構好きです。「ごきげんよう」と挨拶 する女生徒ばかりの演劇部と、芝居はしないくせにやけにビジネス指向な 「劇団部」という目のつけどころが面白くて。

矢継ぎ早に質問-答えの続く「面接」のネタは、文章でおもしろさを伝えるのが 難しいところですが、テンポがよくて、これも好き。

俳優の誰もが個性的で魅力的です。おなじパターンの役者がおらず、 2000円未満の芝居としては実力のある役者が高い次元でセッションしてる という印象があります。ミッキーマウスな女の子や高校演劇部の一年生 を演じる山下真由子さんはどことなく可愛い感じがするのが印象的。 日本語講座の怪しさのまま会話をする女の子「みくみく」を演じた田辺麻実 さんは、抑揚のない喋りが実になんかいい感じ。

誰にでもオススメ、というわけではありませんが、iOJO!がお好き ならば、あるいは気に入るかもしれません。かわひらは結構好きなんだわ。 これ。初めて、しかも偶然見つけた芝居でアタると嬉しいものです。 多彩な面を持つようで、次回を観るのが楽しみ、なのです。

【ものがたり】

いくつかのものがたり。接点があるようで、ないようで。

(1) テレビ日本語講座のアイドル・みくみく(田辺麻美)。気に入って欠かさず 観ている白須(足立道彦)だったが、ふとしたことで彼女と知り合い、彼女が なくしたミッキーマウスの格好をした女の子(山下真由子)を探して欲しいと 頼まれる。ミッキーはとある子供のところに拾われて来ていたが...

(2)困っていると、突然現れる神様。「ひとつだけ願いを何でもかなえてあげよう」 神様、お願い。(1)受けないコントが受けるようにして。 (2)車に轢かれそう になってるのだけど.. (3)深い穴に落ち込んでしまったのだけど...

(3)コート姿の4人の面接官、なぜか面接者もコート姿。矢継ぎ早に浴びせられる バラバラな質問。「好きな時にお座り下さい」「長い物とは?」「7不思議の 八つ目は?」「恋人はサンタクロース、ホントのところは?」「来週のサザエさん は?」

(4)高校。女生徒しかいなくてシェイクスピアを学園祭で演ずる「演劇部」と、 劇場を押さえたり演劇情報誌の表紙に載ったりだけ、やけにビジネス指向な 「劇団部」。劇団部の男子生徒が新入生の女生徒に目をつけて...

(5)女の子二人の会話、「授業出るのかったるいしぃ」なぜか子供のような喋り 方をするけどやけに下ネタな男を交えての会話。

(6)始めてのデート、つきっきりで来てくれる女友達。でもほんとに好きなのは

(7) やけに静かな演劇。3人の男女。ぼそぼそと喋る。客席に背を向けている 一人が責められているよう。

【補足】 当日パンフに挟まっているクロスワードをとくと、クッキーが貰える、 ということなのですが、実際には全員貰えたりします。なんか手作り な奴で、うれしいなぁ。リプトンの缶紅茶(提供なのだ)もついてるし。

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